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失笑の極み、中国共産党・偵察スパイ気球バレバレ茶番劇

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アメリカ上空を飛んでいた中国の偵察スパイ気球が米軍機によって撃ち落されたという記事と、それに対応する中国共産党の往生際の悪さ、バレバレのバカっぽいステートメントの記事を連日読まされて、もういい加減ウンザリさせられていたところ、なんと今日は、こんな報道がありました。



【正体不明】「撃墜の準備をしている」 中国でも“飛行物体”発見
2/13(月) 10:18配信  テレビ朝日系(ANN)
中国東部・山東省の地元当局はきのう、正体不明の飛行物体を発見し撃墜の準備をしていると通知しました。
しかしその後、新しい情報は入っていません。
山東省青島市の海洋発展局はきのう、中国メディアの取材に対し「山東省日照市付近の海域で正体不明の飛行物体を発見し、撃墜の準備をしている」という通知を出したことを認めました。
通知では、付近の漁船に対して注意を呼び掛け、落下物を見つけた際、写真を撮ったり、回収したりするよう求めていました。
けさの時点で、撃墜についての新しい情報は入っていませんが、大手検索サイトなどではニュースランキングの1位になるなど中国でも高い関心を集めています。



また、テレビ朝日か。

茶坊主よろしく中国のお先棒かついで、姑息なフェイク・ニュースを相も変わらず御注進とは、まったく自分の意見というものはないのかオマエラ、中国の自作自演のバレバレの茶番劇を、無批判に「そのまま」垂れ流してんじゃねえぞ。

いったいお前らに報道に携わるもののプライドとか「姿勢」というものがないのかと、苛立ちを通り越して怒りさえ感じてしまいます。

幾らもらっているのかしらないけどもさ。

戦前の朝日新聞が軍部のお先棒をかついで戦争を煽り立てたように、(その贖罪感からかどうか知らないが)戦後は一転、左に大きく振れて、「共産主義」なら何でも正義だと思い込んでいやがる、こんな思考停止した愚劣なメディアしか持てない国民は、実に不幸というしかありません。

だいたい、人民を欺き、恫喝し(政治むきのことに口出ししなければ生かしてやるなど)、いっさいの社会的福祉を無視して、ひたすら権力維持に励む現在の中国は「共産主義」とは名ばかり、およそ無縁の単なる「ならずもの集団」にすぎないことは、誰もが分かっているはず。

しかし、今回のフェイク記事を読みながら、そうそう、幾日か前の「中国版紅白歌合戦」という記事を思い出しました。

ちょっと前の記事だったので、消されてしまったかもしれないなと思いながら検索したところ、あっ、ありました。

これです、これです。


《中国版紅白歌合戦、ゼロコロナ抗議起きた大学の学生出演…SNSで検索制限》
2023/01/22 23:38
 【北京】21日夜に放送された中国版紅白歌合戦とも呼ばれる「春節聯歓晩会」(春晩)に、新型コロナウイルス感染を抑え込む「ゼロコロナ」政策に対する抗議活動が昨年11月に起きた南京の大学の学生らが出演し、波紋が広がった。
 春晩は、旧暦の大みそかに放送される国民的番組だ。
今回、「南京伝媒学院」でダンスを学ぶ学生らが四つのプログラムにダンサーとして出演した。
この学生らが昨年11月に抗議する活動に参加したかどうかは不明だが、ゼロコロナ政策の終了を早めたといわれる抗議活動の引き金を引いた大学名が「政治的に敏感」(メディア関係者)となる中、「厚遇だ」(香港紙・明報)と注目された。
 SNSでは、政策変更後の感染拡大で「身近な親戚がどれほど亡くなったことか」と放送した中国中央テレビを批判する投稿がある一方、「政治的に鋭敏でないかもしれないが、演芸とは本来こうあるべきだ」と番組担当者を擁護する書き込みもあった。
 中国版ツイッター・ 微博ウェイボー で22日、同大の名前と「春晩」で検索すると「関連法規や政策に基づく」として結果が表示されなかった。
抗議活動に再び注目が集まる事態を避けたい当局の意向に沿った制限措置とみられる。


記事の傍らには《中国政府の「ゼロコロナ」政策に対し、白紙を掲げて抗議の声を上げる若者たち》の写真も掲載されていました。

白紙を掲げて抗議の声を上げるこの若者たちの姿を、自分もyou tubeで見ました。

きっと誰もがそうだと思いますが、この映像を見て、まっさきに思い浮かべたのは、かつて天安門前で民主化要求のデモに参加した大学生たちを中国共産党が何千人という規模で無差別に虐殺した「天安門事件」です。

国民を何千人殺しても権力維持を優先させようとする中国共産党の姿勢は今も変わらないのですから、今回だって当然「銃撃」があって然るべきケースです。

しかし、恐れをもって見ていた「白紙デモ」の映像は、あにはからんや、地方政府の公安部長とかいうオッサンがしゃしゃり出てきて、デモの若者たちにこういうのです。

「君たちの要求はよく分かった。決して悪いようにしないから、今日のところは大人しく引き上げてくれ」

いつ「人民解放軍」の銃撃が始まるかと危惧しながら、恐れ慄いて見ていた身からすると、その穏やかな対応と物言いは、いささか意表を突くものがありました。

そして、さらに意外だったのは、それを聞いたデモの若者たちが、まるで何事もなかったかのように、そそくさと「解散」した穏やかさと素直さにも驚かされました。

これではまるで飼いならされたヒツジです。

かつて日本大使館を取り囲んで、口汚く罵り、罵声を浴びせて汚物を投げ込んだあの活力にみちた「逆上ぶり」など、この白紙革命戦士からは、まったく伺い知ることはできませんでした。

そのあとで、習近平が長い間つづけてきた「ゼロ・コロナ政策」の大転換が発表されました。

阿呆くさい「ゼロ・コロナ政策」の大失敗を、メンツと虚栄心を重んじる中国共産党がどのような出口戦略をもって、言い抜けるかを世界が注目していたさ中での開き直りともいえる大転換でした。

そして、そのあとすぐで、あの「中国版紅白歌合戦、ゼロコロナ抗議起きた大学の学生出演」という報道があったのです。

デモに参加した大学生を加えたこのお祭り騒ぎを、自分は当初、反乱大学生に気を遣った厚遇で、いわば当局の懐柔策と理解していました。

しかし、それでは、この記事の趣旨に沿ったそのままの理解でしかないことになんだか変だなという気持ちは拭えません。

むしろ、こう考えたほうが自然ではないか、つまり、あの「反乱」大学生たちこそが、「ゼロ・コロナ政策」を終了させるための茶番劇の第1幕で一役かった「役者」だったのだと。

そして、「中国版紅白歌合戦、ゼロコロナ抗議起きた大学の学生出演」は、脱「ゼロ・コロナ政策」という茶番劇の役者たちを総出演させた大パレードだったのだと。

やれやれ、こういう話を書くと心底疲れます。

そうそう、中国人の民族性をよく現しているこんなエピソードがありますので、紹介しておきますね。

1979年、米中国交が樹立され、アメリカの代表的な科学者たちが中国に招待され、そのなかには、DNAとタンパク質を結んでいる物質がRNAであること、さらにRNAを遺伝子としているウイルスの存在の発見に寄与したスピーゲルマン博士も含まれていて、博士は、中国各地で講演しました。

なんといっても、そこはお洒落のニューヨーカーの博士のことです、粋なジョークをまじえた講演の面白さには、定評があります。

博士の講演を熱心に聞き入っている中国人の聴衆も、ここぞというジョークの個所に反応して気持ちの良い爆笑が沸き起こりました。

講演が終わり、微妙なジョークの機微を巧みに訳してくれた通訳の女性の労をねぎらいました。

「いえいえ」と恐縮して通訳の彼女は答えます。「私にはとても訳せません。ただ、博士はいまジョークを話しておられます。全員で笑いましょう、と言いました」

なるほど、なるほど、転覆事故車両を即埋めて「なかったこと」に誤魔化してしまった精神に繋がる、いかにも中国らしいエピソードでした。

そうそう、忘れているかもしれませんが、こんなこともあったじゃないですか、ほら。

【テニス】中国・彭帥のスキャンダル暴露から1年…今も安否不明の状況を英紙が懸念
2022年11月7日 20:30 東スポWEB

 中国で行方不明となっている女子テニスの彭帥(36)を巡り、改めて安否が心配されている。同選手は昨年11月、元副首相の張高麗氏に性的関係を強要されたとSNSで告白。その後は北京五輪の会場で姿が目撃されるなど一部のケースを除いて所在が不明になっていた。
 こうした中、英紙「サン」は「何が起きた? ウィンブルドンのダブルスのチャンピオン、ペン・シューアイ(彭帥)の行方はスキャンダルから1年たっても謎のまま」と題する記事を掲載。「彼女の主張は、中国政府にとって非常に挑発的でダメージが大きく、彼女の動きや生活が国家によって監視、管理されていることがずっと危惧されていた」と同選手の身を案じた。
 その上で「IOC(国際オリンピック委員会)会長のトーマス・バッハは恥ずかしげもなく彼女を(北京五輪の)会場内に登場させ、皆に大丈夫だと安心させようとした。IOCはスポーツ団体として初めてペンと接触したが、誰もが五輪開催前に起きた国際的な圧力をかわすためのPRだと感じていた」「少数の五輪関係者以外には、彼女の正確な居場所は謎のままである」などとIOCの姿勢を批判。また、WTA(女子テニス協会)に中国での大会開催を再開する動きがあることを懸念した。
 同記事では最後に「ペン・シューアイはどこにいるのか? 悲しいことに、我々は知らない」。彭帥は今後、公の場に姿を見せることはあるのか。


さて、気球に搭載されていた機器からどんなものがでてくるか、中国の自作自演のバレバレの茶番劇を絡めながら、まだまだ喜劇は続きそうですね。


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